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ウェストン碑

上高地温泉の2軒のホテルから河童橋のほうへ歩いていくと、上高地ルミエスタホテルを過ぎてすぐ、左手の崖に人の顔のレリーフが埋めこまれています。上高地を世界に紹介した、イギリス人宣教師・登山家、ウォルター・ウェストンのレリーフです。

「ウェストン碑」と呼ばれています。上高地のほかの「見どころ」と比べると、インパクトもなくあまりパッとしない存在で、気づかずす通りしそうな所ですが、どのガイドブックにもたいてい載っている「有名スポット」。そのせいか、「地味さ」のわりに訪れる人は多いです。

ウォルター・ウェストンは、明治の中ごろ、日本各地の山を制覇したイギリス人。北アルプスにも登って、その後「日本アルプスの登山と探検」という本を書いて上高地を世界に紹介しました。修業や狩りなどではない、趣味としての山登りを日本に根付かせたということで、「日本近代登山の父」と呼ばれています。今、国際的な山岳リゾートとしての上高地があるのはウェストンのおかげというわけですね。その功績をたたえて、毎年6月第1日曜日に、このウェストン碑の前で「ウェストン祭」が行われます。

ウェストン碑のとなりは、「ウェストン園地」と呼ばれるちょっとした広場になっています。ウェストン園地からは、林越しに六百山や霞沢岳の眺めがいいです。

ウェストン碑へのアクセス:
帝国ホテル前バス停から15分

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